「コードをいくつか覚えて、ネットを見ながら好きな曲をジャカジャカ弾けるようになってきた!」
でも、いざ楽譜を見ずに弾こうとすると「なかなか曲が覚えられない……」「楽譜がないと何も弾けない……」と悩んでいませんか?
「耳コピや暗記なんて、音楽理論を知っている人や才能がある人しかできない」と思われがちですが、実はそんなことはありません。楽譜が読めなくても、難しい音楽理論を全く知らなくても、曲を覚えて耳コピする簡単な方法があります。
この記事では、私も実践している「曲をパーツに分ける暗記術」と、ベースの音を頼りにする「超・耳コピ入門」をステップバイステップでお伝えします!
1. 一気にやらない!曲を細かく「パーツ」に分解しよう
曲を1曲丸ごと一気に覚えようとすると、頭がごちゃごちゃになって挫折してしまいます。まずは、曲を以下のような小さな「パーツ」に分解して考えてみましょう。
- イントロ: 曲の最初の導入部分(歌が始まる前の演奏)。
- Aメロ: イントロが終わった後の、物語の始まりとなる導入部分。
- Bメロ: サビに向かっていく盛り上がり部分(※曲によってはBメロがない場合もあります)。
- サビ: 曲の中で一番盛り上がる、耳に最も残りやすいメインの部分。
- Cメロ: 2回目のサビの後などに出てくる、毛色の違うメロディ部分(※ない曲もあります)。
弾きたい場所(サビなど)から集中して覚える
パーツに分けたら、まずは「サビだけ」など、自分が一番弾きたい場所だけに集中して覚えていきましょう。
一気に通して弾こうとせず、「今日はAメロだけ完璧にする」「まずは一番好きなサビだけ覚える」という風に切り分けるのが、挫折しない最大のコツです。
2. テンポを思いっきり落として体になじませる
曲のコード進行が分かったら、最初は原曲の速さに合わせようとせず、テンポを思いっきりゆっくりに落として練習しましょう。
「これなら絶対に間違えずに指が動かせる」というレベルまでスピードを落とし、コードチェンジの仕方をじっくり確認しながら繰り返します。これだけでも、指と体にコードの流れを染み込ませる十分すぎる練習になりますよ。
3. 「耳コピ」の第一歩:一番低い音(ルート音)を狙おう!
「ネットにコードが載っていない曲を弾いてみたい」と思ったときが、耳コピの始めどきです。難しい理論を使わずにコードを予想する裏ワザを教えます。
ギターのコードは、必ずベースとなる基準の音を中心に構成されています。この基準になる音のことを「ルート音」と呼びます。教則本などでコードのダイアグラム(押さえ方の図)を見たときに、黒丸で記されていたり、「R」と書かれていたりする、あの音のことです。
簡単に言うと、「そのコードを押さえている中で、一番低い音」がルート音になっていることがほとんどです。
楽器の「ベース」の音をじっくり聴いてみよう
バンドの曲を聴くとき、低音を支えている「ベース」という楽器に耳を澄ませてみてください。実はベースは、曲の中でこの「ルート音」を単音で弾いていることが多いんです。
- 曲を聴きながら、低く流れているベースの音をじっくり聴く。
- そのベースと同じ音(単音)を、ギターの5弦や6弦を使って手探りで探してみる。
- 見つけたベースライン(単音)に合わせて、その音に対応するコードを載せて弾いてみる。
これだけで、「なんとなく曲のコード進行が分かって弾けちゃった!」という状態を作ることができます。立派な耳コピの第一歩です!
まとめ
楽譜がなくても、音楽理論を知らなくても、
- 曲をパーツに分けて、引きたい場所から覚える
- ゆっくりなテンポでコードチェンジを体になじませる
- ベースの音(ルート音)を頼りに、単音から音を探してみる
この手順を踏めば、誰でも曲を覚えられるようになり、簡単な耳コピができるようになっていきます。
ネットの画面から目を離して、自分の耳と手元だけに集中して音がカチッとハマったときの楽しさは格別です。ぜひ、お気に入りの曲で試してみてくださいね!

