エフェクターを買っていざスタジオへ!でも、目の前にある大きな「Marshall(マーシャル)アンプ」のツマミやスイッチの多さに圧倒されていませんか?
「電源はどうやって入れるの?」 「バンドの音に埋もれない、カッコいい音はどうやって作ればいいの?」
最初は誰もがここで緊張します。でも大丈夫。正しい手順を知っていれば、初めてのスタジオでもスムーズにめちゃくちゃ良い音を鳴らすことができます。
この記事では、僕がスタジオで実際にやっている「機材を壊さない正しい電源の入れ方」から、「バンドで埋もれない音作りのステップ」まで、初心者の方向けに分かりやすく解説します!
1. 準備編:真空管アンプを壊さない「正しい電源の入れ方」
スタジオのマーシャルは、多くが「真空管(チューブ)」を使ったデリケートなアンプです。まずは正しい手順で準備を始めましょう。
① コードの確認と主電源ON
- スタジオでは主電源のコードが抜かれていることが多いので、まずは壁のコンセントにしっかり挿します。このとき、アンプの頭(ヘッドアンプ)側のコードも緩んでいないか確認しておくとさらに安心です。
- 次に「POWER(主電源)」をONにします。
② 真空管を温める(重要!)
主電源を入れたら、「STANDBY(スタンバイ)」スイッチがOFF(またはSTANDBY状態)になっていることを確認します。 マーシャルは、電源を入れてから真空管が温まるまでに少し時間がかかります。まずはスタンバイの状態で少し置いて、真空管をじっくり温めてあげましょう。この準備をしないと、最初からバシッとした良い音が出ない原因になります。
③ シールドを接続する
アンプを温めている間に、エフェクターやシールドの準備をします。 ギターからエフェクターのインプットへ繋ぎ、エフェクターのアウトプットから、最終的にマーシャルアンプのフロントにある「INPUT(インプット)」へシールドを挿し込みます。
2. 初期設定:ツマミは「12時」、エフェクターは「OFF」から始める
シールドが繋がったら、音作りのスタートラインを整えます。
- ツマミの設定: 「GAIN(ゲイン)」と「VOLUME / LEVEL(音量)」以外のツマミ(BASS / MIDDLE / TREBLEなど)は、まずはすべて「12時の方向(真上)」にしておきます。ここを基準にすることで、後から「足し算・引き算」の調整がしやすくなります。
- 足元の設定: エフェクターのフットスイッチは、すべて「OFF」(エフェクターを通さないバイパス音の状態)にしておきます。
- ギター側の設定: ギターのボリュームやトーンは「マックス(10)」にしておきましょう。ちなみに私はストラトキャスターを使っていますが、スイッチは「リア(一番ブリッジ側)」にしています。リアで音を作っておくと、後からフロント(ネック側)に切り替えたときに音がモコモコしにくくなるのでおすすめです(ここはお好みでOK!)。
3. 音作り編:マーシャルで良い音を作る3つのステップ
準備ができたら、いよいよ音出しと音作りです!
ステップ①:スタンバイをONにして「元の音(バイパス音)」を決める
マーシャルの「STANDBY」スイッチをON(音が出る状態)にします。 最初はGAINとVOLUMEが「0」になっているはずなので、まずはGAINを10時の方向くらいまで上げてから、VOLUMEを少しずつ上げて音を出してみましょう。
この「エフェクターがOFFの素の音」の状態で、アンプ側のイコライザー(BASS / MIDDLE / TREBLE)をいじって、基本となる音を決めていきます。
💡 【初心者チェック!】チャンネルとランプの色に注目 マーシャルには、クリーンや歪みなど複数の「チャンネル」が用意されています。自分が今どのツマミを触っているかは、アンプの前面にある「ランプの色」を見て確認しましょう。ツマミの周りに書いてある線の色と、ランプの色が一致している列が、今生きているツマミです。 チャンネルを変えたいときは、アンプの前面や裏面にあるスイッチ、または床に置いてある付属のフットスイッチで切り替えることができます。
ステップ②:バンドで埋もれないためには「若干クランチ寄り」にする
ここで、バンド練習でめちゃくちゃ役に立つコツをお伝えします。
スタジオで他の楽器(ドラムやベース)と一緒に合わせたときに、自分のギターの音が埋もれて聴こえなくなってしまうことがあります。これを防ぐためには、アンプの音を完全にクリアな音にするよりも、アンプ側で「ほんの少しだけジャリッと歪んでいる状態(若干クランチ寄り)」にしておくのがおすすめです。
こうしてベースとなる音をアンプ側で作っておくと、バンド全体の中でギターの音がグッと前に出やすくなり、後からの音設定がものすごく楽になります!
ステップ③:満を持してエフェクターをONにする!
アンプ側の「元の音」がバシッと決まったら、いよいよ足元のBOSSのエフェクターをONにしましょう。 ステップ②で作ったおいた極上のアンプサウンドに、お気に入りのエフェクターの歪みが乗ることで、家では絶対に出せなかったような太くて最高にカッコいい歪みサウンドがスタジオに響き渡りますよ!
まとめ:大音量のマーシャルを楽しもう!
最初はツマミが多くて怖く見えるマーシャルですが、
- 正しい手順で電源を入れて、真空管を温める
- まずは12時スタートで、アンプ側の元の音を決める
- バンドで合わせるときは、少しだけアンプ側をクランチ寄りにしてみる
このステップを意識するだけで、スタジオ練習が何倍も楽しく、スムーズになります。スタジオの大きなスピーカーから出る大音量のマーシャルサウンドは、ギタリストにとって最高のご褒美です。ぜひ怖がらずにツマミを触って、あなただけのカッコいい音を見つけてみてくださいね!
